RSS1.0 | Atom0.3



1月15日 反省会を終えて。

 

 

 

先週末のこと。

2019年のくらこと反省会を実施しました。

 

反省会は事前にスタッフより届く感想文をもとに実施。

今年できたこと、反省点をまとめ、その後は各部署ごとに2020年の豊富(目標?)をまとめお開きに。

 

ここで細かなことを書きませんが、、

 

2020年は「スタッフがつくる長屋」をテーマに会場全体を作ってゆきます。

 

乞うご期待!

 

名倉

スタッフ一同

 

 

 

 

くらしのこと市 2019

会期:12月7日(土)8日(日)

7日(土)10:00−16:00

8日(日)9:00−16:00

会場:静岡縣護国神社

 

 

 

公式ウェブサイト http://www.kurakoto.com/

インスタグラム instagram.com/kurashinokotoichi/

 

shizuoka@tezukuriichi.com

お問い合わせは下記メールアドレスまでご連絡下さい。

 

 

 

 





[くらしのこと市2019 / ルポルタージュ」

 

 

2013年から始まった『くらしのこと市』。

今年で7回目を向かえた。

 

まとめ記事

http://kurakoto.jugem.jp/?eid=278

 

昨年から会場が静岡市の足久保から『ARTS&CRAFT静岡』(以下、A&C静岡)と同じ静岡縣護国神社に変更された。

昨年のくらしのこと市終了後の主宰名倉さんの日記にはこう書かれている。

 

「今回の開催に至っては、『違いを意識する』に留まったところだったと思う。要するに、次の開催にむけての『きっかけ』。そういうことだろう。」

 

これを踏まえて今年の開催では、うつわを体験する場を複数設けた。

そして、それはスタッフが介在せずに出展者同士のコラボ企画であったり、スタッフが一人で店に立つことであったり、もちろんこれまで通りスタッフによるカフェが開かれたり、盛りだくさんの内容である。

今回は、うつわの体験の場の企画を中心に出展作家さんやスタッフのインタビューをお届けします。

 

 

 

 

「うめぼしの松本農園」さんと「茶屋すずわ」さんのブースの間に、一枚板の長テーブルや茶箱を用いて客席が設けられた。

 

ここで開かれるのは、三浦侑子さんのワイングラスで松本農園さんのホット吟醸梅酒と完熟梅シロップのお湯割り、茶屋すずわさんの呈茶が提供される企画『梅とお茶とワイングラス』だ。

 

◯茶屋すずわ http://kurakoto.jugem.jp/?eid=271

◯うめぼしの松本農園 http://kurakoto.jugem.jp/?eid=272

 

茶屋すずわさんのお茶を淹れる様子を間近で見ていると、ふわっと良い香りが。

この香りの高さ…特別なお茶を淹れていることがわかる。

客席につくと、喧騒から少し離れてここだけ時の流れが一際ゆったりしていると感じる。

茶屋すずわさんのお茶が運ばれてくる。

ワイングラスに入った2種類のお茶の色の違いや飲み比べをしていると、松本農園さんのブースからやってきたお客さんの持つワイングラスに目が行く。

こっくりとした黄金色の梅酒。

こうして互いに楽しみつつ、次はあちらの店に行こうと思っている人もいるだろう。

 

私が『梅とお茶とワイングラス』の企画で気になっていたことは、主宰の名倉さんから企画を提案され、そのあとは出展者のみで進めていったこと。

大きな声では言えないが、こういうことを丸投げと言うのでは…と心配であった。

最初にお話を伺った松本農園さんのご夫婦はそれを否定しながらも、茶屋すずわさんと手探りで企画を進めていったと話す。

 

 

 

 

清さん「すずわさんのお店に1度お邪魔しました。そのときは、実態がわからないね、と話をして。それが11月の半ばですね。そのとき話したことは、ざっくりとした雰囲気、あと値段とか。」

 

昨年のくらしのこと市で、松本農園さんと茶屋すずわさんのブースが並ぶ間にベンチが置いてあったそう。

双方が持っていたストーブをベンチの脇に置いておいたらお客さんがそこで寛いでいた。

その様子が今回のブースづくりのヒントとなった。

 

裕美さん「すずわさんが設えてくださった空間のおかげでみなさんゆっくりされていきます。ガブッと飲むんじゃなくてみなさんゆっくり呑んでいらっしゃいました。それが、くらしのこと市ならでは。足久保でやっていたときと会場は変わっても雰囲気は似ている気がするんですよ。ゆったり感もあるし、お客さんと近いよね。A&C静岡の時はありがたいことにたくさんのお客様にきていただけるので話があんまり出来ないけど、くらしのこと市はお客さんと話す時間がたっぷりとれて嬉しい。」

 

清さん「屋外でグラス提供することは、けっこう悩みましたね。でも、雰囲気が全然違いますね。お茶もですけど、梅酒もなかなかワイングラスで飲むってことはないですよね。このグラス飲みやすい!見てくるってお客さんが言ってくれていたし。さすが三浦さん。」

 

ドリンクの提供は、三島市で開催される『Village』以来2年ぶりであった。

実は、今回の企画をきっかけに静岡市の露店営業許可を取得された。

 

清さん「Village以来でしたけど、楽しかったですね。朝の時間は忙しいんですけど、昼過ぎからは時間も出てくるのでこれからドリンクの提供が出来たらいいなと。珈琲を飲めないって方もいますしね。」

 

裕美さん「これまでも、現場で提供出来たらいいなと思ってはいたんですけど、一歩出なくて。なんか…梅干しのお粥とか、梅のドリンクとかできたらいいかなとは思っていたんですけど。でも、声を掛けてもらえたので後押ししてもらえて。今回みたいに提案、こんなんやってみたら?と言ってくれたら喜んでやりますよ。」

 

 

 

 

次にお話を伺ったのは「茶屋すずわ」さん。

 

あの香り高いお茶のお話を伺った。

“薫風”という名の、茶屋すずわさんが大切に仕上げたお茶だった。

 

「薫風の特徴は、雑味が一切なく、摘みたての茶葉の香り。頭に茶畑が浮かぶようなものをとイメージして、もともと天竜という産地のお茶の名人が品評会用に育てたものなんですね。人が大切に育てたものを預かって仕上げる。そうしたときに、できるだけ丁寧に、というところから機械を通さずに手仕上げにして。昔ながらの炭火を自分で起こして、和紙の上で乾燥や焙煎をしたお茶なので、愛着があるお茶ですね。もう一つ提供しているお茶の“月花蜜”は季節の料理を作る『夕顔』の藤間夕香さんと共につくったお茶です。こちらも自信がある、胸を張って出せるお茶です。」

 

茶屋すずわさんは、普段お酒を飲まれないので、これまでワイングラスを使う機会が無く、どう淹れたら一番きれいに美しく見せられるだろうと量や色の濃さを試行錯誤した。

今回の企画でお茶の楽しみ方の広がりを感じたそう。

 

「実際に出展前に三浦さんのワイングラスを使って淹れてみたんですけど、香りが愉しめる形状になっているのですごいいいなと思いましたね。お茶って湯飲みの上から見る機会が多いんですけど、それが横からでも色が愉しめる。光が入ってくるこういう場所でガラスのうつわ、というところで広がりがあってすごく良かったのかなと思います。」

 

企画を提案されることに対して、自身の活動の幅や技術の向上にも繋がると話す茶屋すずわさん。

過去にもA&C静岡からの企画の提案によって新たに一歩踏み出せたことがあるそう。

 

「今回のように企画をもらってやることで、課題もあればそれを乗り越えたときに自信も出てくるし、また新しく違うことを出来るということがありがたくて。そこから自分たちのお店でも呈茶をしてみたり、ワークショップを開いたりときっかけになりました。コラボに関しては、信頼関係がないと難しいかなとは思っていて、松本さんとは前回のA&C静岡でいつか一緒にやりたいねっていう話をしていて、その後松本さんが当店に来てくれてじっくり話ができたことがよかったです。名倉さんは、僕らの小さな声を拾ってくれてやりたいなということの背中を押してくれる人で。寄り添ってくれる人ですね。」

 

 

 

 

松本農園さんと茶屋すずわさんの向かい側のブースに、ワイングラスを制作した「三浦侑子」さんが出展されていた。

今回の企画を目の前で見ていての感想を伺った。

 

 

「最初はすごく緊張していたんですけど、目の前で使われるので。すごく幸せな気持ちに。素敵な雰囲気でお客さんがゆったりしてもらえたんで。すごく幸せな、あったかい気持ちになりました。お客さんがゆったりされているのがいいなって。あそこだけのんびりしていますね。」

 

今回提供したワイングラスの中には新作があり、あっという間に完売してしまったそう。

これまでのワイングラスに比べるとカジュアルに使える印象の新作はどのような経緯で作られたのだろうか。

 

「今年の夏くらいに、ビールとか、アイスコーヒーとか飲めるようなサイズのグラス無いですか?ってお客さんに言われたのがきっかけで作り始めて、やっと形になったかなって。もちろん洋食器に入るんですけど、どちからというと、今回の企画って和じゃないですか。だから、合うかなー?大丈夫かしら?って心配していたんですけど、お二方ともすごくよかったです。作り手にとっては、普段自分では使うけど他人が使うのは見れないじゃないですか。それがすごい新鮮だったし、嬉しかったし、どんどん使ってくださいという感じです。」

 

これまで、くらしのこと市のカフェで作家さんのうつわで提供することはあっても、その様子を作家さんの目に触れることはなかったかもしれない。

出展中はなかなか難しいことではある。

しかし、今回のように企画が点在されていることで目に触れる機会が増えればと思う。

自分で作ったその先を見られる喜びを多くの出展者の方に感じて欲しいと、三浦さんの笑顔から改めて感じた。

 

 

 

 

『燗酒やくらこと』に立つのは、スタッフの橋本さん。

 

この企画のきっかけは、うつわを体験する場を増やすために企画を考えていたとき、名倉さんから声をかけられたのだそう。

燗酒やくらことは、島田市にある大村屋酒造場さんのお酒1種類を常温と熱燗で飲み比べをする。

酒器は出展作家さんのもので筒状のものや平たいものなど様々な形状があり、橋本さんから形状によるそれぞれの楽しみ方の話がある。

温度の変化で味や香りがこれほどまでに印象が変わるものなのかと、日本酒初心者の私は感激した。もっと日本酒を飲んでみたいと思った。

小屋の中には女将の橋本さんをぐるりと囲むカウンターが出来ており、私が参加したときは7名の満席であった。

橋本さんのお酒や作家さんのうつわの話、お酒を注ぐ手つき、他人を緊張させないおおらかさ、それでいながらきちんと距離感を保ち相手と接する姿はまさに暖簾も守る女将さんであった。

 

大村屋さんとは、以前にA&C静岡の『酒器と日本酒』の企画をきっかけに酒蔵でお手伝いをさせてもらったことがあると橋本さんは話す。

今回も燗酒やくらことをやるにあたりどのようにお酒の説明をすればいいかアドバイスをもらったそう。

 

 

 

「今回、大村屋さんにはこの企画の前に、遊びに来ませんか?って言ってもらって。2、3年前の蔵の状態とあんまり変わりは無いんだけど、中を案内してもらってお酒を作っている蔵人さんと会って。そうするとまた気持ちが上がるよね。それは、作家さんもそうで。好きな作家さんとかさ、お酒が合うだろうなって思って声かけた作家さんばかりだから。この人のうつわだったらきれいかなって。他の人とのバランスも見て面白い人が集まったら良いなって。」

 

開催前のインタビューの事前質問で「くらしのこと市を前にしてどんな感情を持っていますか?」の質問に「ただ今は一言、不安…。心細いというか。だって、私ひとりですよ?」と返答がきた。

 

そう、未だかつてスタッフが一人で立ってお客さん相手に企画をしたことがなかった。

 

スタッフの大半が普段はふつうの会社員である。

かつてスタッフをしていた私は自分だったら考えられないと、会の最中に尊敬の眼差しで橋本さんを見ていた。

 

「次にスタッフが一人で企画をやるならば、とことんこだわれとアドバイスしたい。みんな、この小屋の雰囲気をみて、すごーいって言ってくれるけど、こうしたいと思ってこうしたから、私は。」

 

“とことん”とは、立ち飲みと作業スペースを自分で計算するのはもちろん、雨天時にお客さんが濡れないように席を工夫し、作家さんを選出し、暖簾を手縫いして、小屋の中も自分でディスプレイした。自分で始めて、自分で完結させるのだ。

 

また、機会があればやりたいですか?

 

「私がやるならきっとお酒がらみになると思うから、日本酒をやるんだったらまた違う飲み比べをしてみたいなって。酒蔵さんを複数にするのか…。何回も同じことしてもつまらないし、来てくれる人は半分くらいがリピーターさん。くらしのことカフェにも行っていたり、A&C静岡も来ている人だったから、そういう人たちにも新しい発見というか、ああ、なるほどって言うものがあるといいし、初めて来た人も面白いな」思ってもらえたら。またやりたいね。」

 

また、女将が暖簾をあげる日が来ることを期待している。

 

 

 

 

今回の『くらしのことカフェ』のメニューは“白いスープ”。

 

はじめは、ポタージュやクリームシチューのようなものかな?と想像していたが、出てきたのは、透き通ったスープに白い野菜を中心に具材がゴロゴロ入っているもの。

鶏ガラ、昆布と乾燥椎茸の旨味のスープは、しみじみと美味しい。

野菜がくったりせずシャキシャキとした歯ごたえが面白く、満足感のある一皿であった。

数ある作家さんのうつわの中から私に運ばれてきたのは、児玉修治さんのフォルムが美しい白いスープボウルだった。

どなたのどんなうつわが運ばれてくるのか?カフェの楽しみのひとつだが、今回は出展作家さんが提供したパン皿を選ぶことが出来たのは面白い試みであった。

私はフレル 山田哲也さんの木製の四角いパン皿を選んだ。

 

今回のカフェのリーダーの山梨さんからお話を伺った。

くらしのこと市の第1回目からカフェ企画を担当している。

今回は、仕入れ農家さんに出向き、自ら収穫を行うなどこれまで以上に工程を大事にしてきたという印象が見受けられる。

けれど、メニュー開発ではこれまでとは違う出来事があったそう。

 

「リーダー的に上手くやれていなくて。シミュレーションのときにスープを作ったのだけど、今回はこれでいきます!っていうものがスタッフに出せなかった。何回かの試作段階でこれでいいかなって思ってしまって、そこから踏み込んでなかった。それを自分で気づいた。そこに気がついて、それで名倉さんにもう一度やらせてほしいって言いました。」

 

7年目となる開催ともなれば、慣れは出てくるだろう。

けれど、今回のように自分自身に問いかけてやり直すことを選択できるのは、原点を忘れてはいないから。

 

「第1回目のカフェのテーマは、“ご飯”で飯碗を紹介して手に取りやすいところから始めて。日常を少し豊かにする、というくらしのこと市のコンセプトは今も崩れていないです。」

 

カフェのメニューは、うつわを手にとったお客さんが家に帰っても再現出来るものにしている。そして、作品との出会いからメニューが決定することも度々あるようだ。

 

「今回のスープは、スタッフと作家さんのスープ皿を見て、これはときめきだね!って。だから作家さんの作品を見て回っているときにまたインスピレーションが生まれるかもしれないし。このうつわ使ってみたい!っていうところから始まる。」

 

 

くらしのことカフェでホールを3年担当してきた松村さんは、山梨さんのことをこう話す。

 

「今回の白いスープを提供するにあたり、山梨さんがカフェスタッフに、このスープはみんなで作っているんだよって言ってくれるから、私はやれるところをがんばろうと思える。」

 

くらしのことカフェの始まりは、将来カフェを開きたいという思いのあるスタッフから企画されたもの。

最初はお手伝いの感覚で参加していた松村さんも、今は自分事としてカフェを楽しんでいると言う。

 

「このカフェで作家さんのうつわを体験してもらう場で、私たちは私たちの思いがある。その両方があったらより良い場所だなって。」

 

そんな思いで開かれているくらしのことカフェには、絶えずお客さんが足を運んでいた。

スタッフ、作家さん、お客さん、全ての人に良い巡りが生まれる場所だった。

 

 

 

 

『大きな器とカレー』の企画に参加されているのはSPICE6さんと無農薬玄米カレー コブカフェさん。

今回は、コブカフェさんのカレーを頂いた。

 

白い小屋の中で開かれた会の参加者は10名ほど。

コブカフェさんのカレーは“ワールドワイドなカレー”というテーマ。

チキンとエビとキーマの三種類のルウが愉しめる贅沢な一皿。

8寸〜10寸ほどのサイズの出展作家さんのうつわで提供された。

ここまで大きなうつわを自宅で使うことはなかなか無く、大きさに圧倒された。

三種類のルウをどれが好き?と話しながら食べるのも楽しい。

私は辛いのが苦手なのでエビのマイルドさがとても好きだ。

そのあとに頂いたチャイはこれまでの人生で一番美味しかったと言っても過言では無いものだった。

さすが、スパイスを知り尽くしているプロだと脱帽。

 

コブカフェさんは、自宅で料理を友人たちに振る舞っていたことをきっかけに実店舗の飲食店の経営をはじめ、現在キッチンカーで全国のイベントに出展されている。今回の企画についてお話を伺った。

 

「名倉さんから話がきて、正直大変だなって(笑)10人以上を同時にサーブするのは、次やるならかなり改善策をいれないと…。お客さんの期待よりもプラスでいきたいなと。うち、カレーも1000円くらいするし、今回の大皿も2400円で、ハードル高いと思うんですけど、それを越えていって、その値段でも全然アリだったな、お得だったなって思ってもらえるようなものを出していきたいなと。」

 

今回は6名の作家さんのうつわで提供をされた。

コブカフェさんにとって、様々な形や大きさが異なるうつわに盛り付けて提供される企画をどう感じたのだろうか。

 

「いろいろな形ではありますけど、基本的に大きいうつわはうちとしてはありがたくて。昔の欧風カレーは深いうつわを使うんですけど、最近のスパイスカレーは広くて浅いのが主流ですね。盛ったときに見た目が華やかになるし。今回も盛り付けていて楽しかったです。僕、青が好きなんですけど今回のうつわでは恩田陽子さんの青いうつわが好きですね。今回、カレーの企画の出展者さんじゃない方だと、大隅新さんのうつわもやってみたら楽しいんじゃないかなと。」

 

 

 

この日ももう1台のキッチンカーが他のイベントに出展していたり、日替わりカフェでカレーの提供をされたり、スパイスの販売を始めるなど様々なことに挑戦されている。

今回の企画については「このあと大反省会ですけど…」と話されていたが、今回の挑戦から、また何か新たなコブカフェさんが見られるような予感がして楽しみだ。

 

 

 

 

洋服を制作している「NEW WAY,NEW LIFE」さんのブースがA&C静岡と雰囲気が異なっていた。

ブースの中央にほとんど洋服がなく、ぐるりとブースを囲うように吊されていた。

いつも洋服を広げられるくらい大きなテーブルを用意されているが、今回は一人用の小さなテーブルが置いてあり、その上には照明が吊されている。

思わず、「部屋のようですね」と声を掛けた。

 

「今年はブースの作りを部屋っぽさで考えていて。昨年も照明とか大きなテーブルを持ってきていて、もうちょっと開放的な感じでした。昨年は、隣のブースがアクセサリー作家さんだったので繋がり持たせるようにブース作りにしていましたね。」

 

今回は昨年とは打って変わって閉じた空間を作るイメージを強くしたそう。

確かに、ブースを囲う洋服が壁のようになっているように感じる。

そして、作品数を少なくしてゆったりとした部屋の空間を生み出している。

 

冒頭でも書いたように、A&C静岡とくらしのこと市は昨年から会場が同じとなり、うつわの体験の場を増やすなど、よりわかりやすい差別化を図っている。

そういった中で、NEW WAY,NEW LIFEさんのように出展者側もくらしのこと市ならではのブース作りを考案している方がおられるのはとても嬉しいことだ。

 

 

 

 

陶のうつわを作る「児玉修治」さんにもブース作りについて話を伺った。

 

児玉さんのブースには定番のうつわが並ぶなか、一際目を引く存在感の大きな土鍋や白くて厳かな雰囲気のあるお重が。冬のたのしみを提案されているのが伝わってくる。

 

「くらしのこと市は、冬の12月なので、季節を意識したラインアップにしていますね。A&C静岡のときも季節感っていうのは意識しているんですけど、冬ならではの土鍋。ディスプレイもお正月のお重や、テーブルコーディネートじゃないけど、使われる感じを意識したディスプレイをと心がけています。ただ並べるだけではなく、お皿の横にカップを置いて、組み合わせて使えるような提案をさせて頂いていますね。」

 

そして、児玉さんからは、うつわのコーディネートについての面白い企画提案があった。

 

「いろんな作家さんが出ているじゃないですか。うつわのコーディネートみたいなのをプロと言わないまでも、スタイリング出来る人の企画小屋みたいなのがあったら面白いのかなって。作家さんによって得意分野ってあると思うんです。それぞれの作品を組み合わせたひとつのディナーテーブルみたいな。もしくは、朝・昼・晩のコーディネートを見せるとか。“くらしのこと市的”になると思いませんか。」

 

この提案を頂いて、私の中にむくむくと想像が膨らみました。

確かに、作家さんの作品たちを使った企画はあるけれど、一同に見渡せる機会はなかなか無いな…と。

朝・昼・晩のコーディネート、和食か洋食かにしても全く異なるものが見られそう!

 

 

 

 

主宰の名倉さんにお話を伺った。

まずは、くらしのこと市の全体的な感想を。

 

「2日間通して今回は、実際の作品の体験の場が増えたことにより常に動いている感じが会場内にあるから、それは当然狙い通りであるから。良いことだよね。お客さんがより参加して、一緒に作っている感じが出るからそれは言葉としてはダサいけど、体験型のクラフトフェア、という風に言ってもいいんだろうなって改めて思ったかな。」

 

『梅とお茶とワイングラス』の企画について。

松本農園さんと茶屋すずわさんは、A&C静岡やくらしのこと市、三島市のVillageにも参加されており、長年の信頼があっての企画の提案だった。

 

「松本農園さんと茶屋すずわさんには当然、信頼があるからこそ新しい魅力を発信したいと思ったし、お題を提案して、任せることが大事だと思った。ふた組がただワイングラスを使って提供しただけじゃなくて、ちゃんと提供の仕方や、場の設えも考えていたから、三浦さんは幸せって言葉で感じたんだろうね。」

 

出展作家さんにインタビューをした際にA&C静岡とくらしのこと市の差別化について伺ってきた。会場が同じで、開催日も近いイベントにどう差別化を図るか?多くの方が、主催側からわかりやすくテーマや企画の提案を求めていた。

 

「普段のA&C静岡とくらしのこと市の全体を通しての差別化ってなかなか伝わりづらい。なので、出展している人に提案してから、その人たちに回答を求めるというか。そうやって、普段と異なる場を増やしてゆくことで結果、差別化になる。それは今後のヒントになると思いました。特に、うつわじゃないジャンルの人に対して尚更、そういったケアというか提案が必要だと感じました。」

 

『燗酒やくらこと』のように今後スタッフが一人で企画をすることについて伺った。

 

「今回やってみて、今後くらしのこと市で作家さんの作品を用いて場を作るのであれば、一人でやる企画がいくつかあってもいいのかな。スタッフひとりひとりの場があってそれが連なっている、長屋とか。そのほうが扱える作品の種類も増えるし、スタッフ内の風通しが良いと思ったかな。」

 

まだ、2日目の開催中ではあったが、次回のくらしのこと市について考えていることを伺った。

冬を楽しむような企画、まさに今回の『燗酒やくらこと』のような企画が次回も期待されそうだ。

 

「12月にやっている以上、当然意識していることだけど、冬、寒い、というデメリットを裏返すような案。冬を利用する、寒いことを楽しむ。そこの意識っていうのは深めたいし広げてもいいかなって思うよね。全体の共通意識としてそこを浸透させてゆくことで、冬や寒いというキーワードが強みになるもと思うから。寒さから回答を得るということ。」

 

 

以上で、くらしのこと市のインタビューを終わります。

 

昨年からA&C静岡とくらしのこと市の会場が同じとなったことで、差別化を図かるためにうつわの体験の場が複数点在しました。

企画に携わったスタッフや出展者の方々には多くの苦労や試行錯誤があり、それにより、うつわを使うことを楽しむ景色が会場のあちこちで見られたのだと思います。

 

 

 

私個人的な見解ですが、名倉さんが主宰する静岡県内で開催しているイベントの中で、くらしのこと市はA&C静岡と比較され、変化を期待されていたイベントだったと感じます。

1日の開催から2日開催となったとき、そして護国神社へ会場が変わったとき、近しい人からどう変化するのかと聞かれることが度々ありました。

その疑問は、作家さんのほうがより強く思うことでしょう。

今回、ルポルタージュではうつわの体験の場の企画のインタビューを中心にお届けしました。

今年のくらしのこと市の景色をA&C静岡を知っている作家さんにお届けできたら、より嬉しく思います。

 

 

くらしのこと市

ルポルタージュ

 

米澤あす香(Re:common word)

https://www.instagram.com/asuka.yone/

 

 

//////////////

 

 

公式ウェブサイト http://www.kurakoto.com/

インスタグラム instagram.com/kurashinokotoichi/

 

shizuoka@tezukuriichi.com

お問い合わせは下記メールアドレスまでご連絡下さい。

 

 

 





「くらしのこと市 2019 / 開催のまとめ」

 

 

くらしのこと市 2019

 

会期:12月7日(土)8日(日)

7日(土)10:00−16:00

8日(日)9:00−16:00

 

会場:静岡縣護国神社

 

 

今季は全63組の出展者が護国の杜に集います。

 

< 2 0 1 9 年 出 展 者 一 覧 > CLICK!!

 

 

ほか、会場で行われるイベントから作品の購入方法のお知らせ。

また、ご来場者向けの案内をまとめたものをご案内致します。

 

該当する画像をクリックしてご覧ください。

 

 

くらしのこと市では、主に器を中心とした参加作家の作品体験の場をつくることを重視しております。

”体験型のクラフトフェア”としてご来場の際にはお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◯茶屋すずわ http://kurakoto.jugem.jp/?eid=271

◯うめぼしの松本農園 http://kurakoto.jugem.jp/?eid=272

 

 

両日ともに14時から限定の「あたたかいオヤツ」の販売を致します!

 

 

 

 

 

 

ご来場者の皆さまへお知らせとお願いをまとめました。

ご来場前にご確認頂けたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

くらしのこと市では参加作家の作品購入は会場中央の会計ブースにて一括して行われます。
ご不明な点は会場内におりますスタッフ、または会計ブースまでお尋ね下さい。

(お買い物に備えて、小銭の準備をしてもらえると嬉しです!)

 

 

 

 

 

その他、くらしのこと市へのご質問などはメールにて遠慮なくお尋ね下さい。

 

静岡手創り市の2019年を締めくくる2日間。
ご来場を心よりお待ちしております。

 

くらしのこと市
名倉哲
スタッフ一同

 

 

 

公式ウェブサイト http://www.kurakoto.com/

インスタグラム instagram.com/kurashinokotoichi/

 

shizuoka@tezukuriichi.com

お問い合わせは下記メールアドレスまでご連絡下さい。

 

 

【くらしよりよく】

http://www.kurakoto.com/events.html

カフェのこと、教室のこと、様々な体験の場をご用意しております。

 

 

 





「くらしのこと市2019:ご来場者の皆さまへ」

 

 

くらしのこと市 2019

会期:12月7日(土)8日(日)

会場:静岡縣護国神社

 

 

くらしのこと市へご来場頂く前のお知らせをまとめました。

ご来場前にぜひともご覧ください!

 

 

ー くらしのこと市 とは?

 

年1回。冬のはじまり、12月に開催される”体験型”のクラフトフェアです。

器の作家を中心に、工芸クラフトの作家やこだわりのフード出店など計63組の出展者が護国の杜に集います。

会場では参加作家の作品を体験できる場、作ることを体験できるワークショップなども御座います。

つくり手と触れ合いながら、お買い物や食事を楽しんでください。

 

 

ー 開催日時は?

 

12月7日(土)8日(日)の2日間。

7日は10時から16時まで。

8日は9時から16時まで。

入場無料。雨天開催。 

 

〜お願い〜

朝方の場内は出展者の搬入車両の行き来があり歩行が危険です。

万が一の事故を避ける為、8時前のご来場はお控えください。

 


ー 駐車場は?

 

来場者専用駐車場はございません。

周辺の有料コインパーキングをご利用ください。

 

・電車など公共交通機関をご利用をおすすめしております。

JR線・東静岡駅北口より徒歩12分

静鉄・柚木駅より徒歩3分

 

・自転車やバイクでお越しの場合、指定の駐輪場へとめるようにしてください。

 

〜ご注意ください〜

会場周辺の路上駐停車は近隣住民の方への迷惑行為です。

路上駐車、お車でのお迎え、待ち合わせ等はお止めください。

なお、タクシーを使ってのご来場もご遠慮ください。

 

 

ー作品の写真を撮りたいのですが。

 

作品の写真を撮影する際には出展者の方に声をお掛けください。

 

無断撮影はお控えください。

三脚や自撮り棒を利用しての撮影は周囲の方への迷惑となるので禁止と致します。

たったこれだけのことで誰もが心地よく過ごせます。

 

 

ー 小さな子どもを連れていきたいのですが? 

 

会場には割れ物や飲食品の取り扱いがとても多い場所です。

万が一のトラブルの際には自己責任となります。ご注意下さい。

 

当会場は砂利敷のため、ベビーカーが進まないことがあります。

会場INFOではベビーカーをお預かりすることは出来ません。

なお、授乳室や託児所の設備も御座いません。

 


ー ペットを連れていってもいい?

 

ペットを連れてのご来場は、ご遠慮願います。

 

会場は割れ物や飲食品の取り扱いがとても多い場所です。

また、開催中はとても混雑する時間帯が御座います。

どんな状況であれ、万が一のトラブルの際には自己責任。ご注意下さい。

 

 

ーほか注意事項をご来場前にご確認ください。

 

◯場内は禁酒禁煙となります。

喫煙所は別途、場外へ用意しておりますので会場マップをご確認下さい。

雨天時には喫煙所は撤去されます。

なお、飲酒に関しては当方が企画する場所のみ提供致します。

予めご了承ください。

 

◯会場にはゴミ箱の用意がございません。

購入した商品のゴミは購入した店舗さんへ返却してください。

ほか、ご自身で持ち込んだもののゴミはお持ち帰り下さい。

 

最後に。

 

◯防寒対策は充分にお願い致します。

◯お買い物の為、小銭のご準備していただけたら幸いです。

 

 

_


ここまでご覧頂きありがとうございます。

 

すべては出展する作家とお客さまに気持ちよく過ごして頂ける為の事前の案内となります。

ほか、会場でなにかお困りの場合には、

「会計ブース」または「STAFF腕章」をしているスタッフまでお声がけ下さい。

 

 

 

 

※ご来場前のお問いあわせは下記メールまでお気軽にどうぞ。

 

 

くらしのこと市

スタッフ一同

 

 

 

公式ウェブサイト http://www.kurakoto.com/

インスタグラム instagram.com/kurashinokotoichi/

 

shizuoka@tezukuriichi.com

お問い合わせは下記メールアドレスまでご連絡下さい。

 

 

【くらしよりよく】

http://www.kurakoto.com/events.html

カフェのこと、教室のこと、様々な体験の場をご用意しております。

 

 





「2時からはじまるカラダあったかオヤツ」

 

 

寒い夜だから

アナタを待ちわびて

どんなオヤツでもいいよ

だれか教えて

 

 

…という声にお応えして、、

出展者の有志の方々にご用意いただきました!

 

 

その名も

 

「2時からはじまるカラダあったかオヤツ」

 

*両日ともに14時からの販売となります

*数に限りが御座います

*事前のご予約は承っておりません

*会計は該当する店舗にてどうぞ

 

 

ご来場の際にはぜひともご利用下さい。

 

 

 

 

 

ブースNo.58

 

はらぺこ菓子店天秤堂

http://www.kurakoto.com/c914.html

 

商品名:自家製雑穀あんの大きな蒸しぱん

価格:500円

 

豆のあんこと雑穀を合わせた自家製雑穀あんを米粉と卵の蒸しぱんに入れて大きく蒸しました。

湯気の上がる蒸しぱんにぜひかぶりついてみてくださいね。

 

 

 

 

 

ブースNo.5

 

Yeti Fazenda COFFEE

http://www.kurakoto.com/c911.html

 

商品名:dólce  COFFEE

コーヒーチョコレートとマシュマロ

 

価格:700円

 

ほろ苦いコーヒーチョコレートにイタリア産のダークチョコレートを大きなマシュマロに合わせました。

マシュマロの柔らかさ、ふんわり溶けていく優しさと味わい深いコーヒーチョコとのブレンドをお楽しみ下さい。

 

 

 

 

 

ブースNo.17

 

七穀ベーカリー

http://www.kurakoto.com/c919.html

 

商品名:

台湾ミルク甜甜圈(ドーナツ)

台湾客家擂茶甜甜圈(ハッカレイチャドーナツ)

 

価格:300円

 

台湾で出会ったさくさくの皮のドーナツをイメージして、七穀ベーカリーならではのこだわりでつくりました。

トッピングは北海道の四つ葉さんのミルク味、又は、台湾の客家擂茶の2種類からお選びいただけます。

さくさくの皮ともちもちの生地に風味豊かなトッピング。

豆乳ドーナツパンの進化した一期一会のドーナツです。

 

 

 

 

 

ブースNo.35

 

チクタク open the kitchen

http://www.kurakoto.com/c913.html

 

商品名:ライ麦チョコアーモンド

 

価格:320円

 

国産小麦と有機ライ麦全粒粉の生地にココアを足した冬限定のおやき。

自家製豆乳チョコクリームの中にアーモンドの香りと食感をプラスしました。

蒸したてをぜひ頬張ってくださいね!

 

 

 

 

 

ブースNo.39

 

nogi農園

http://www.kurakoto.com/c906.html

 

商品名:とまとじるこ

 

価格:400円

 

あんこはトマトとの相性がいいようです。

勇気を出して召し上がってみてください。

お餅とトマトを焼きまして、最後の一口まで、アツアツ!!

 

 

 

 

 

ブースNo.42

 

フランスクレープ YER'MAT

http://www.kurakoto.com/c910.html

 

商品名:ゆずキャラメルクレープ

価格:500円

 

山にいるパワフルな無農薬ゆずと、手作りのキャラメルソースが合わさった体のなかからぽかぽか冬のクレープ。

 

 

 

 

 

*会場マップはこちら*

 

 

 

 

 

公式ウェブサイト http://www.kurakoto.com/

インスタグラム instagram.com/kurashinokotoichi/

 

shizuoka@tezukuriichi.com

お問い合わせは下記メールアドレスまでご連絡下さい。

 

 

【くらしよりよく】

http://www.kurakoto.com/events.html

カフェのこと、教室のこと、様々な体験の場をご用意しております。

 

 

 








Profile
New Entries
Archives
Category