RSS1.0 | Atom0.3



連載「おにぎりと、私。」荒巻

 

くらしのこと市 公式HP http://www.kurakoto.com

Instagram 

 

・・・

 

我が家のおにぎりについて。

 

母は朝炊いたご飯があまると

それをおにぎりにしてカウンターに置いておく。

自分がお昼に食べるためににぎることもあるし、

そうでないこともある。

 

そうでないこと、というのは

おにぎりにしておけば誰かが食べる、ということを知っているからだ。

 

我が家ではカレーなど白米が必須条件になるものでない限り、

基本、夕食に白米が出てくることはない。

かつて炭水化物ダイエットなるものが流行ったとき、

父もその娘たちも見事その流れに飛び込んでいった。

 

結果がどうであったかはその辺に捨ておくが、

そんな日々の積み重ねがすっかり体に馴染んでしまい、

かつての流れを見送った今でも、夕食に白米を食べることはないのである。

 

しかしだ。

夕食時に、朝の余ったご飯食べる?と聞かれても、

誰ひとりとして食べようとしないのに、

途端おにぎりになってしまうと、父も私も喜々として食べてしまう。

 

不思議だ。

ただ三角のかたちに握られただけなのに、なぜこうも印象が違うのか。

確かに普通のおにぎりより少しばかり小さいし、

彩りある混ぜご飯にしてくれてもいる。

なんというか、母の思惑を感じてしまう。(残り物ゼロ!)

 

良く言えば、わたしたちのことを気遣ってくれている。

どのくらいの大きさがいいのか。

(大きすぎても食べない。食べたいと思う絶妙な大きさ)

どのような見ためなら食べてくれるのか。

(みんな混ぜご飯が好きだから・・あとパパっとできるし)

 

そう、おにぎりは食べる相手のことを考えながらにぎられている。

それがなんとなくではあるが、わたしたちに伝わって、結局食べてしまうのだ。

 

そしておにぎりは常に姿を現さない。

前述した通り、母が自分のお昼として食べることもあるからだ!

 

そういうこともあって

やはり帰ってきてからおにぎりが置いてあるのを見ると

とても嬉しく思うのである。

 

荒巻

 

・・・

 

※次回「おにぎりと、私。」更新は8月28日公開。

 是非ともご覧くださいね!

 

*2016年11月26日(土)27日(日)開催となります*

 くらしのこと市出展者紹介は9月中旬にご案内する予定です


ARTS&CRAFT静岡手創り市
Mail shizuoka@tezukuriichi.com
HP http://www.shizuoka-tezukuriichi.com
twitter
Facebook
Instagram
 

 







Profile
New Entries
Archives
Category