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【作家連載】おにぎりと、私。(佐渡勝行)

 

くらしのこと市 公式HP http://www.kurakoto.com

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2016年くらしのこと市に出展する参加作家の連載記事をご案内致します。

出展者紹介がてら是非ともご覧ください。

 

(私たちスタッフも楽しみ楽しみ)

 

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佐渡勝行

 

 

お茶碗に盛られたお米とにぎられたお米。

おなじお米なのに何でこうも味が違うんだろう。

特に塩むすびを食べたときそう思います。

 

初めて塩むすびをにぎったとき、その難しさに驚いた。

コレはにぎり方と塩加減の絶妙なバランスのもと成立する代物であり

人間が美味いと感じる世界観を米と塩のみで己の手のひらの中に創りだす

原初のプロダクトデザイン。

 

縄文人が木の実を磨り潰した粉でクッキーを作っていたのは有名な話だが

実は稲作もすでに行っていたというのが有力な説らしい。

だとすれば狩猟、採取で生きてきた人が自然に介入し食料を自ら創りだす

稲作という全く新しいシステムを生んだとき真っ先に行った行為、それが

おにぎりだったのではないか?(粉をこねて丸めていた縄文人がにぎらない

はずがない!)

 

そう、茶碗という器に盛られたお米はどこか上品であり、細分化されており

現代の人のもつ思考性とつながる。

一方おにぎりはといえば、つかんだ米を丸めて完成という誰でも分かるシンプルさ。

おにぎりはお結びとも呼ばれるようにバラバラな米も具材も一つに繋ぐもの。

そんな感覚的な表現としてこのカタチが作られ、言葉でもお結びと呼ばれ現代に

引き継がれている。だからにぎられたお米に何かを感じてしまうのかもしれない。

 

 

 

 

塩むすびの話がどこかにいってしまったうえに、最後に僕の嫁が作るおにぎりについて

少し書きたいと思います。

この嫁の作るおにぎりを僕は変化球と呼んでいます。まぜご飯であったり、

ブロッコリーとチーズが和えてあったりと、とても創作性の強いおにぎりばかり握るからです。

しかも当初そのカタチはタワラ型でした。

鮭や梅干や昆布といったストレートしか投げない母のもとで育った僕にとって、

それらはただの異国の料理。

正直はじめは、おにぎりと認識せず食べていたように思います。

ちなみに母は何かにつけおにぎりを持たせるような人で、

そんな母と接するうちに嫁のおにぎりに変化が、

ふと気づくといつの間にかタワラ型だった嫁のおにぎりが三角タイプに変わっていたんです。

まぜご飯スタイルはそのまんまですがカタチの変化が与える影響は大きく、

そこからはスンナリおにぎりとして認識できるようになったのでした。

(上の写真は変化後の嫁のおにぎり)

 

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【参加作家連載・おにぎりと、私。】はまだまだ連日公開。ご覧くださいね!

 

 

*2016年11月26日(土)27日(日)開催となります*

 


ARTS&CRAFT静岡手創り市
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