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休日の朝食 米澤 (7月21日更新)


スコーンを好きになったのはいつ頃だったか。


初めてスコーンを食べたのは、高校生のときだった。某コーヒーショップで初めて食べたスコーンは、想像していたものとは違って、パサパサした食感だった。クッキーでもないし、パンでもないし…なんだかよくわからないもの、というふうに私にインプットされた。

なにがきっかけだったか、今では、初めて訪れたお店にスコーンがあったら必ず買ってしまうほど好きになった。私にとってスコーンは、お菓子と言うよりパンの立ち位置に近いかもしれない。ほかほかに温めなおして食べることが、私のベストな食べ方だ。




靴教室に通う休日。

朝6時には家を出て、静岡駅へ。靴教室のある東京までは、高速バスを利用する。

起きたばかりで身体もいつものリズムに戻っていないから、胃の中は空っぽのままバスに乗り込む。途中のサービスエリアでは限られた休憩時間にのなかで、コーヒーショップへダッシュする。

「温めますか?」の店員さんの問いかけに、もちろん「はい」と答える。

ほんのり温かくなった紙袋を手に、急いでバスに戻る。紙袋をそっと開けると大好きなバターの香りに目が覚めるよう。

バスの中で小さくなって食べるのは、あの初めて食べたスコーンだ。



米澤あす香 



静岡市足久保にある木藝舎Satoにて開催されるARTS&CRAFT静岡主催の

うつわを中心とした市。

日々の食卓を彩るうつわのつくり手が集い、使い手と繋がることで、

今よりも少しだけ良い毎日が交差する。

うつわのつくり手を中心に、暮らしを彩る道具、素材にこだわった食品を

提供するお店も参加を致します。


開催日は11月下旬となります。

出展者紹介は後日お知らせ致します。

※くらしのこと市へのお問い合わせは下記メールまでお気軽にどうぞ。

くらしのこと市





休日の朝食 白鳥 (7月17日更新)



まじめな朝食

 

 

父が鮎釣りの旅から帰ってきた朝食

 

白米・味噌汁・焼き魚・・・

 

味噌汁はしっかり昆布と鰹からだしをとって、なめこの味噌汁

 

お母さんが作った塩らっきょと大好物の甘さ控えめのかぼちゃの煮たもの

 

そして、おばあちゃんが漬けたきゅうりのぬか漬け

 

 

まじめな朝食だ

 

 

「鮎が小さい!」と言ったら、

「夜に皆が来るから大きいのはその時!!」と言われた

 

「ちっ・・」と心の中で思いながら、旬の鮎を丸々お腹におさめる

 

小さい頃からこ の季節になると、父が釣りに行き食卓に鮎があらわれる

 

旬の鮎、おいしい

 

 

 

最近では、こんな朝食は滅多に食べない

 

朝はバタバタ、殆ど何も食べずに仕事に出かける

 

 

 

 まじめな朝食を食べながら

 

自分がこんな朝食を作れるようになるのか?

 

味噌汁もしっかりだしをとる、ぬか漬けもつける

 

らっきょも・・・梅干だって・・・・・・・自分で・・・と考えてしまう

 

 

先ずは母と一緒にやってみよう

 

受け継いでいかないと



白鳥


2014春季開催のハルコヤを担当していました。




静岡市足久保にある木藝舎Satoにて開催されるARTS&CRAFT静岡主催の

うつわを中心とした市。

日々の食卓を彩るうつわのつくり手が集い、使い手と繋がることで、

今よりも少しだけ良い毎日が交差する。

うつわのつくり手を中心に、暮らしを彩る道具、素材にこだわった食品を

提供するお店も参加を致します。


開催日は11月下旬となります。

出展者紹介は後日お知らせ致します。

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くらしのこと市




休日の朝食 荒巻 (7月13日更新)



休みの日は朝から惰眠をむさぼるに限る。

眠るのが好きだから、それこそだらだら過ごして、もうこれ以上眠れないと思うまで寝る。

それが理想だったりもするけれど、わたしの家族はそろって朝食を食べたがる。

誰が最後に洗い物をすると思ってるの、そう言われたら、ああ、確かに。

いつまでも寝ているとせっかくの休みが朝から最悪の一日になるから、ちょうどいい塩梅で

起きなければ。



大学で一人暮らしをしていた時は、朝食をとることはまずなかった。

休みの日は昼前に起きて、ゆったり身支度を整えれば、昼食も兼ねた食事に出かける。

講義のある日も、コンビニでチョコを買ったり、駅でベーグルを買ってつまみながら

向かうことが多かった。


朝食といえる朝食は、誰かと一緒ではじめて、朝食たりえた。



休日の朝は、どちらかといえばパンが多い。

平日の朝はご飯一択だけど、休みの日は母も朝をゆっくり過ごしたいからだと思う。

スーパーで買ってきた食パンをトースターで焼き、たっぷりマーガリンを溶かしたら

半分に切ったハムをその上にのせる。レタスもあれば上等だ。


子どもの頃、どうしたらハムを食パンに隙間なくのせることができるのか、

そんなことを考えて四角いパンと丸いハムの問題に食べながら取り組んだ。

そうして丸いハムを半分に切って、できた直線を食パンに合わせて綺麗にのせれば・・・

お見事!

しかしこれはいつもよりハムを大量に消費した。食卓はまさに戦場となる。

それを回避せんと出てきたわけではないが、ヨーグルトにのせるためにあったジャムも、

一口ずつのせるから、いろんなジャムが食べられる!として人気を集めることになった。

主に母と姉にである。


そんなことを思い出しながら、ぼんやりと朝食をとっている。

季節の果物やジャムののったヨーグルト。

朝の風景で過ぎ去っていったものは多いけれど、今日の朝食はあの頃と変わらないなと、

そう思った。



荒巻


*2014アキコヤを担当しています*




静岡市足久保にある木藝舎Satoにて開催されるARTS&CRAFT静岡主催の

うつわを中心とした市。

日々の食卓を彩るうつわのつくり手が集い、使い手と繋がることで、

今よりも少しだけ良い毎日が交差する。

うつわのつくり手を中心に、暮らしを彩る道具、素材にこだわった食品を

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開催日は11月下旬となります。

出展者紹介は後日お知らせ致します。

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休日の朝食 川手 (7月10日)



夏の休日の朝は動き出したい衝動を連れてやってくる。



読もうと思っていた本や雑誌をめくりながら、

頭が動き出したい気持ちについてくるのを待つ。

片手には白湯の入ったカップ。

お腹の中まで、透き通った白湯の行き渡るのを感じる。




朝ごはんをきちんと食べる習慣がない。

平日も、休日も。

子どもの頃は毎日きちんとテーブルに向かっていた。

ごはんとお味噌汁。我が家は断然和食中心だった。

食べなくなったのは、恐らく一人暮らしを始めた大学生の頃から。

胸を張って言えることではないし、『朝飯前』みたいな立派な言い訳もない。

ただ、なんとなく、食べない。


だから、きちんとした朝ごはんは私にとって特別なこと。

それは旅先であったり、家族が揃った時であったり。



先日、姉の住むドイツに行った。

ドイツでは朝ごはんがとても大切らしい。

義兄のご両親も揃った日の朝は、

近所のパン屋さんに焼きたてのパンを買いに行き、

オレンジを絞ってジュースにし、

テーブルを花で飾り、サラダやチーズやソーセージや卵料理や…

めいっぱいの食卓を囲みながら、とりとめのない会話を繰り広げ、

たっぷりの時間を過ごした。

とても贅沢な時間の使い方だなと思った。



そんな時間を思い出しながら、

今日は久しぶりに家族が揃ったから、

日本人のための朝ごはん。



川手


*くらしのことカフェを担当しております*




静岡市足久保にある木藝舎Satoにて開催されるARTS&CRAFT静岡主催の

うつわを中心とした市。

日々の食卓を彩るうつわのつくり手が集い、使い手と繋がることで、

今よりも少しだけ良い毎日が交差する。

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休日の朝食 名倉 (7月6日更新)


わたしに休日はない…と言ってしまうと嘘になるけれども、世間一般的な週末に休日が…ということは年間通してほぼない。
それに、朝食・昼食・夕食と3食しっかり食べるということは、もうだいぶ昔からやっていないので、スタッフ皆が書いているような「休日の朝食」に本来私が出てくることはミスマッチかもしれない。けれどそこは、無理矢理書いてみようと思う。

毎日の生活の中で、基本、朝食と昼食は一緒にとるようにしている。
それは何故かというと、ひと仕事を終えない摂る朝食というものにを後ろめさがあるから。
間違った理解かもしれないが、朝飯前というのは本来そういうことじゃないか?と思っている。そんな訳で私の朝食は、時計の針で言うなら昼食のこと指す。
いっそのこと、オシャレにブランチと呼ばせてもらおう。

ふだんのブランチは外食と自炊が半々。

外食は3軒の行きつけのお店をローテーションしている。
無愛想極まりない昔ながらの安くて旨い食堂、丁寧にも程があるだろ!?と言いたくなるインド人のカレー屋、安くて早くて旨い店員全員中国人の中華料理屋、そのどれもが私の平日を支えてくれている。感謝しきり。

そして半分は自炊。
適当な野菜をいためたり、冬なら雑炊をつくったり、例えば出かけた先で購入した食パンをトーストし、目玉焼きと野菜を適当に添えたり…適当加減は上の写真が物語っていますね。

先ほど、もうだいぶ昔から一日3食をとっていないと書いたけれど、小学校の頃はふつうに3食とっていた。それは両親と共に実家住まいだったし、当たり前のことだろう。

唐突ですが、エンゲル係数というものを皆さんはご存知ですか?

きっとあの言葉の意味を初めて聞いた時、ドキドキしたことがあるはず。
あれがどういった事象をさすのか教えられた時、子供ながら「なんて残酷なんだ…」と思い、私は即座に頭の中で毎日の食事のことを思い出し、食材の値段もわからないのに計算をした。
計算はほぼ出鱈目な暗算でしたが、その答えに愕然とし、うちはなんてエンゲル係数が高いんだ!?と思い、泣きそうになりました。

我が家は昔から、大勢人が集まって食事をするのが好きな家庭で、それは平日も休日も関係ありませんでしたし、大人も子供も関係ありませんでした。もはやそれは好きとかそういうことじゃなくて、当たり前のように集まって食べている環境だったように思う。
家族5人の時でも、人が来ようが来まいが関係なく、とにかく大きなテーブルの隅々までおかずが並び、徐々に自我が芽生える年齢になるにつれ、その景色を見るだけで意気消沈したこともありました。今思えば贅沢な話かもしれませんが、その頃はそんなものです…

小学校高学年になると、週末は同級生同士でお互いの家に泊まりっこすることが流行りました。

小学生男子なんていうものは、その辺の犬や猫より単純ですから、私の家に泊まりに来た同級生は、目の前の食卓に並ぶお皿の数に歓喜したものです。私はちょっと恥ずかしかったのですが…
反面、私が他の家に泊まりにいく時になると、目の前の食卓に並ぶお皿の数の少なさに平和な食卓とは本来こういうものかもしれない。幸福。と思ったものです。

そして今、大人になってみると、子供の頃に培ってきた、大勢で食事をとることの楽しみや、友人・知人を家に招いて食事をすることでしか得ることの出来ない時間が貴重なこと、人生で絶対に必要なことだと理解している。

人を招いて食事をすることは、なんら特別なことではない感覚を持てたこと。
そのことに、両親に対しての感謝の気持ちを持っている。


…と、突然わいてきた週末の休日、
池袋西武の屋上にてうどんをすすりつつ、
ちょろちょろまとわりつく数羽の雀に揚げ玉やりながら、
ぼうっとそんなことを考えました。

それでは。

名倉哲



静岡市足久保にある木藝舎Satoにて開催されるARTS&CRAFT静岡主催の

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休日の朝食 うえかど (7月3日)


「休日の朝食」 うえかど



「おめざ」


と言って、母はがさごそと棚からクッキーを取り出してくる。


日によって、バームクーヘンだったり、誰かからのおみやげだったり。



起き抜けにコーヒーと甘いものを食べるのが、

休日のおきまり。


この習慣はたしか、中学生の時分に始まったものだったと思う。


まだ幼かった自分にとっては、毎日の〝栄養”〝腹持ち”重視の朝食とは違って、

不健康で、少し大人になったような気分だった。


眠い目をこすりながら、苦いコーヒーを胃に流し込む。


膝を抱えて、甘いものを取り出してくる母を待った。



その頃から随分時間は経って、

大人になった今でも、休日の朝は甘いものとコーヒーで始める。


昔のような、背伸びをした、そわそわした気持ちはないけれど。



コーヒーと、トースターで少しだけ温めたクッキー。


お気に入りのお皿に載せるだけで、

贅沢な気持ちになるのはなぜだろう。


昨日の夜に作ったクッキーの出来が上々なことを確認して、

コーヒーを啜った。



お腹も気持ちも満たされて、大きく伸びをする。

さて今日 は、なにして過ごしましょうか。



うえかど

2014春季開催のハルコヤを担当していました。



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日々の食卓を彩るうつわのつくり手が集い、使い手と繋がることで、

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