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連載「おにぎりと、私。」高木

 

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「おにぎり」での思い出をぼうっと考えてみたとき。

母が少年野球の練習や試合でのお昼ご飯に握ってくれたおにぎりを思い出した。

アルミホイルで包まれたおにぎり。

意外とギュギュっと力強く握られていたなあ。

水筒のお茶を飲みながら、一緒に食べるおにぎり、ちょうどいい感じに混ざってほぐれたものだ。

 

さて、そんなおにぎり。

今日では、コンビニで色々なおにぎりが手に入る。

コンビニのおにぎりといえば、楽ちんに買えるし、日持ちするし、意外と冷えても美味しいし、安い。

なんでだろうか?

 

そこでちょっとした実験!

コンビニのおにぎりはどんなものなんだろう、なんてなこと。

手元にあったコンビニのおにぎりを使ってみよう。

 

 

〜実験〜

コンビニおにぎりのお米を水の中に入れて攪拌!

何が起こるかな?

 

 

〜結果〜

おお、油が浮いてきた。

 

今回手に入れたコンビニのおにぎりは、色々なものが混ざっているからこそ日持ちがして、かつ冷えても時間が経っても美味しいと舌に感じさせるカラクリがあるんだろうな、なんて思った。

まだまだ勉強不足でそのカラクリは詳しくはわからないけども。

 

母の握るおにぎりは、まじりっ気のないおにぎりだった。

単純にお米と塩。そこにちょこっと具材が入って。(塩辛すぎる自家製梅干しとか)

持ち運ぶ途中で形はいびつになるし、ちょっと固く握ってあるからモサモサするけど、それは、真っ直ぐなおにぎりだったなって。

賞味期限も朝に握ってお昼すぎまでは食えと言われていた。

 

僕は何がいいとか悪いとか言うつもりはないが、どんなものを食べているかをちゃんと理解すること。

そして、理解した上で選択していくこと。

おにぎりというありふれたものだけど、しっかりと観察してみると食べることや暮らすことを見直すヒントになる。

 

 

最後に。

今後子供ができたら、母が作ってくれたようなおにぎりを握ってやりたいなと思う。

いっぱい食えよ、なんて思いながらギュギュっと握ってしまうかもしれないけど。

 

高木

 

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※次回「おにぎりと、私。」更新は9月1日公開。

 是非ともご覧くださいね!

 

*2016年11月26日(土)27日(日)開催となります*

 くらしのこと市出展者紹介は9月中旬にご案内する予定です


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連載「おにぎりと、私。」荒巻

 

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我が家のおにぎりについて。

 

母は朝炊いたご飯があまると

それをおにぎりにしてカウンターに置いておく。

自分がお昼に食べるためににぎることもあるし、

そうでないこともある。

 

そうでないこと、というのは

おにぎりにしておけば誰かが食べる、ということを知っているからだ。

 

我が家ではカレーなど白米が必須条件になるものでない限り、

基本、夕食に白米が出てくることはない。

かつて炭水化物ダイエットなるものが流行ったとき、

父もその娘たちも見事その流れに飛び込んでいった。

 

結果がどうであったかはその辺に捨ておくが、

そんな日々の積み重ねがすっかり体に馴染んでしまい、

かつての流れを見送った今でも、夕食に白米を食べることはないのである。

 

しかしだ。

夕食時に、朝の余ったご飯食べる?と聞かれても、

誰ひとりとして食べようとしないのに、

途端おにぎりになってしまうと、父も私も喜々として食べてしまう。

 

不思議だ。

ただ三角のかたちに握られただけなのに、なぜこうも印象が違うのか。

確かに普通のおにぎりより少しばかり小さいし、

彩りある混ぜご飯にしてくれてもいる。

なんというか、母の思惑を感じてしまう。(残り物ゼロ!)

 

良く言えば、わたしたちのことを気遣ってくれている。

どのくらいの大きさがいいのか。

(大きすぎても食べない。食べたいと思う絶妙な大きさ)

どのような見ためなら食べてくれるのか。

(みんな混ぜご飯が好きだから・・あとパパっとできるし)

 

そう、おにぎりは食べる相手のことを考えながらにぎられている。

それがなんとなくではあるが、わたしたちに伝わって、結局食べてしまうのだ。

 

そしておにぎりは常に姿を現さない。

前述した通り、母が自分のお昼として食べることもあるからだ!

 

そういうこともあって

やはり帰ってきてからおにぎりが置いてあるのを見ると

とても嬉しく思うのである。

 

荒巻

 

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※次回「おにぎりと、私。」更新は8月28日公開。

 是非ともご覧くださいね!

 

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連載「おにぎりと、私。」名倉

 

 

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おにぎりと私。

 

そう聞かれて思い出すのは小学6年のとき。

運動会や修学旅行の際、

なぜか父親がはりきって弁当作りにいそしむ。

その姿は少年にとって

その後やってくるであろう恐怖と辱めしかなく、

かといって断ることもできないものだった。

 

運動会。

昼食はそれぞれの家族単位でグラウンドで食べる習慣のあったその頃、

少年少女の活動を見学している沢山の親御さんの片手には、

息子または娘と一緒に食べるであろう弁当がぶらさがっていた。

どこの親を見ても、ぶらさがる弁当はこじんまりとしていて、

素朴で可愛らしく、愛嬌のある姿。

まさに弁当とはこういうものだ…と、世界共通の認識がそこにはあった。

 

遠くて満面の笑顔で息子の名前を呼び手をふる父、隣りで苦笑いの母。

周囲の目を気にする歳に差し掛かろうとする少年にとって

地獄の刻がやってきた。

 

(ベルセルク風にいえば、降魔の刻)

 

ほれ。と渡された弁当。

それは不必要なまでに大きく高くそびえたち、

絶大な存在感をもって紫色の風呂敷に包まれやってきた。

 

(周囲の好奇の目が集まる…)

 

紫色の風呂敷をほどくと、

3段に重ねられたお重が鎮座ましまし現れた。

 

(周囲のちょっとした歓声…今風に云えば、ありえな〜い。)

 

絶句する少年を放置し父と母はそれぞれ自分用の小さな包みをほどくと、

そこにはちょうどいいサイズのおにぎりが三つ現れた。

 

どうやら目の前にある3段のお重の中身はすべて少年のものらしい。

 

(本漆塗りだぞ、と父曰く。そんなことは、どうでもいい。)

 

蓋を開けて1段目はずらりと隙間なく並ぶ卵焼き。黄色く眩しかった。

2段目。開けて一瞬なんのことかわからなかったが手羽先の唐揚げが

1段目同様隙間なく敷き詰められている。山脈のようだった。

3段目。もうおわかりのことだろうけど…

そこに並ぶは、一糸乱れず整列するおにぎり。

おにぎりという名の全体主義と行動。

綺麗に3列に並ぶ姿は恐怖でしかなく、

白と黒のコントラストに畏怖を覚え、目眩がした。

少年はその後のことは覚えていない。

幻であってほしい…

この恥ずかしさから早く逃れたい…

と、かき消すように食べ尽したのだと思う。

いくらかの記憶を忘却の彼方へほふりながら。

 

おにぎり。

それは、それぞれの人生の郷愁を呼び起こすもの。

同じ体験をせずとも、互いにわかちあえる過去の記憶。

 

今年のくらしのことカフェで

どんなおにぎりが届けられるのか楽しみである。

 

 

追伸

おにぎりは塩おにぎりが好きで、

予め海苔がまいてあるものは好きではない。

海苔のへにゃっとした姿が美しくなく、

口にいれた際の舌触りと香りが気に入らない。

それもまた、おにぎりと私。

 

名倉哲

 

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※次回「おにぎりと、私。」更新は8月28日公開。

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連載「おにぎりと、私。」やまなし

 

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おにぎり。

 

ぱっと思い出したおにぎりエピソード。

小学生の頃授業で山に登ることがあって、

そのお楽しみにお弁当ではなくて

ひとつだけ両手でギュッと

持てるだけのおにぎりを持っていけること。

が条件。

 

私は無類の米好き。

そう、よく地球が滅亡する前に何が食べたい?

の答えは 梅おにぎりか塩むすび。

だから本当は大きなおにぎりがよいな。

と思ったけれど。

そこは小学生。

まわりを気にしてひとまわりちいさくしたのです。

でもでも隣の席の男子がこれでもか!

っていう顔くらいあるおにぎりを持ってきていて

男子ってずるい。。

と思ったものでした(笑)

それはそれは 昔のおもいで。

 

 

小笠原の宿ですこしだけ働いていたころ

お客さんのお昼ごはんを頼まれた数を 

毎朝握る仕事があった。

それはそれはたくさん。

おにぎりは小笠原の塩を多めでにぎり 

楽しんで!いってらっしゃいの気持ちで。

おいしかったよ。と言ってもらえるのもうれしかった。

毎日海へ行くのに自分のおにぎりもにぎる。

ほどよい塩味のきいたおにぎりを海で食べるのはとても贅沢な毎日。

夏が来ると思い出すな。

 

 

やっぱりずっとおにぎりが好き。

 

 

くらしのことカフェ

担当スタッフ

やまなし

 

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※次回「おにぎりと、私。」更新は8月26日公開。

 是非ともご覧くださいね!

 

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連載「おにぎりと、私。」かわて

 

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4月。水が入り、ピカピカと光輝く。

5月。田植えが終わり、まだ若い青々とした稲の姿。

6月。雨を受けてカエルの大合唱が始まる。

7月。夏の空にぐんぐんと伸びる稲。

8月。お盆も過ぎると、青々としながらも稲穂を蓄え始める。

9月。青から黄金色へ。収穫へ向かう。

10月。秋晴れに、干された稲穂の姿。

11月。ワラの広がる田。

 

冬の荒寥とした姿は、翌年への準備の時間。

そして春には、肥料になるレンゲ畑へ。

 

四季それぞれに移り変わる田を間近で見ながら育った

(そして田んぼは完全に遊び場だった)私にとって、

米は身近で大切な、命を秘めた存在。

 

大切に人の手で育てられた米を、丁寧ににぎる。

丁寧ににぎられた「おにぎり」は力のある食べ物だと思う。

米を作った人と、にぎった人の想いが込もる。

丁寧ににぎられれば、こちらも心して食べる。

向かい合う、きっかけを作る食べ物。

 

 

「おにぎり」。身近にありすぎて、これといったエピソードもないけれど、

強いて言えば子供の頃の遠足の日。友人のおにぎりは海苔が別添えで、

パリパリとした状態の海苔を、自分で巻いて食べていた。

今では特に珍しくもないけれど、小学生で、コンビニも近所にない環境にいた私には

とてもとても斬新で羨ましかった記憶。

 

そして、世の中で一番おいしいおにぎりは母の手でにぎられたもの。

ありきたりで、でも一番素直な想い。

 

くらしのことカフェ担当

かわて

 

※次回「おにぎりと、私。」更新は8月24日公開。

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おにぎりについて。

 

随分と前のことになりますが、

くらことの打ち合わせ時にたまたまおにぎりを作りました。

なぜつくったのかは既に忘却の彼方ですが…

 

それぞれ思い思いに具材をのせたり、つめたり、いろいろしまして、

ふと隣りを見ると全然おにぎれてないスタッフY。

その姿に驚くと同時に、なんだかおにぎりっていいなと思いました。

 

それぞれの家庭にあるだろう、おにぎりといえばコレ。

さらに、個人的なおにぎりの定番や、苦手な具などなど…

やっぱりおにぎりって広がりがあります。

 

 

今年のくらしのこと市のカフェでは、

おにぎりを中心としたメニューを考案中でして

それにともない器も作家さんにご用意して頂きます。

 

おにぎりというシンプルなものを如何に見せるのか?

お客さんの手元に届けるのか?

個人的にも楽しみにしています。

 

そう、楽しみと云えばもうひとつ。

 

「おにぎり」をテーマとした、

スタッフと参加作家さんによる連載記事もリリースします。

まずはスタッフから!

 

色んな人の色んなおにぎり話。

楽しみです。

 

それではまた。

 

名倉

 

 

※2016年くらしのこと市出展者紹介は、9月中旬にご案内する予定となります。

 


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