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スタッフ連載記事 : ご ち そ う (佐藤)

 

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わたしのごちそうは「母が作る大学いも」。

あなたは大学いもにどんな思い出がありますか?ありませんか?

 

今回のテーマ「ごちそう」と聞いて、これといって思い浮かばず困っていた。

食べることは好きだけれど、特別にこれが「ごちそう」と設けた生活を送ってきていなかったからだ。

 

これからの「ごちそう」を考えて書いていこうかな?なんて思ったりもしたが、何十年前のことを思い出したら「ごちそう」と呼べるものがわたしにもあった。

 

『母が作る大学いも』

 

わたしの中の大学いものピークは小学生の頃だったと思う。

 

小学生の時のお弁当の中身は明確に覚えていないけれど、お弁当とは別におやつとして持たせてくれた大学いものことは、今でもはっきりと覚えている。

 

運動会などの行事でお弁当持参の時、毎回たのしみで「今回は入る?」と聞いたりリクエストをしていたと思う。

 

年に数回のお弁当。

確か低学年の頃から持って行っていたからか高学年になるにつれ、同級生に人気が出ていった。人気に比例して、大学いもの量も増えていった。

 

「いつものある?」なんて聞かれたりして、わたしは作っていないがみんなが美味しく食べてくれるのがとても嬉しかった。

 

普段の食卓に並ぶことはほとんどなくて、どちらかというと日常より非日常の大学いも。

 

今は滅多に食べなくなったが、これを書くに辺り思い出したことでとても久しぶりに母にリクエストをした。

 

初めて一から作り方を横から見た。

そして久しぶりに食べてみて、熱々だったから味がそんなに分からなかった。

他の大学いもがどんなんかは分からないけれど、冷やして食べるとパリッとして美味しい。

“出来上がり”が美味しいと云うけれどそうじゃない食べ物もある。

我が家の大学いもは“出来上がった”が美味しい。

 

まだ自分で作ったことがないので、この味を受け継いでこれからもたのしんでいきたい。

 

レッツ大学いも!!!

 

 

くらしのこと市

佐藤美和

 

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くらしのこと市の開催日は

11月25日(土)26日(日)となります!

 

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スタッフ連載記事 : ご ち そ う (橋本)

 

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今年のテーマは"ごちそう"。

困った… 私のごちそうは、たくさんある。

 

ホワイトデーに決まって、おじいちゃんがくれた綺麗な紙に包まれたマロングラッセ。

高校の頃、友だちと一緒におまちへ出かけた時の定番は一丁目のうにパスタ。

クリスマスのローストチキンと、パイ包みのクリームスープ。

 

だけど、いちばん最初に思い浮かんだのは、うちの餃子。

はしもと家の餃子は水餃子。

晩御飯に餃子がでる日は、餃子が主食で餃子がおかず。

つまり、餃子オンリー。

 

豚ひき肉とたっぷりキャベツ、ニラとネギ。

卵と醤油、中華スープと塩胡椒にごま油。

 

包む作業は家族総出で。

餃子が主食で餃子がおかず。

だから、山ほど包む。

大きなボールに二つ分のタネ。

6人家族で、餃子の皮は5袋。

たしか…25枚入り。

タネをのせたその皮を、

最初は二つ折りにするしかできなかった妹たち。

だんだんひだが折れるようになった頃、

思い出すのは、笑点とかちびまる子ちゃんを見ながら、

誰がいちばん早くたくさん包めるかって競争をした。

 

大きなお鍋にボコボコ沸くお湯。

一旦沈んで、茹で上がりにはゆらゆら踊る餃子たち。

1人につき10個は水餃子で、残りは焼き餃子。

それでもうっかりタネが残ると、卵を追加して混ぜてオムレツみたいにして焼いた。

 

熱々を、ラー油を入れたポン酢に浸して食べる。

お皿の中は、あっという間に空になる。

 

そんな事を思い出して、久しぶりに餃子を包む。

 

キャベツはできるだけ硬い外側の葉を使うのが好き。

ザクザクと刻むのは、めんどくさいわけではなくて、その大きな食感が好きだから。

 

手に広げた皮のうえに、できるだけたっぷりタネを置く。

皮からはみ出すギリギリのとこ。

その方が、おいしいでしょう?

 

ぷっくりとした、かわいいやつら。

 

金曜の夜。

熱々の焼き餃子と水餃子。

やっぱり、たくさん作りすぎた…。

 

 

くらしのこと市

はしもとまなみ

 

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スタッフ連載記事 : ご ち そ う (名倉)

 

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私は30を後半にして、

未だ独りで美味しいものを食べに行くことが出来ない根性なしであります。

けれど美味しいものが好き。外食も好き。

だから周囲の近しい人間を巻き込んで美味しいを求め、彷徨うことがあります。

 

今回のくらことの連載記事のテーマは『ごちそう』。

 

ご馳走とは本来、

その時々の季節の素材、

土地の素材などなどを、

いずこの誰かの為に足を運び集め、

調理し振る舞うといったもの。

そう年配の方々より叱られつつ教えられた記憶がある。

オッケーオッケー。ザッツライト。

間違いないことだと思いました。

 

けれど、そのご馳走と、これから書く『ごちそう』はまた別のもの。

 

前出にありますように、

独り飯を楽しめない根性無しの私でも楽しめるもの。

それが今回の『ごちそう』といったものかもしれません。

 

_

 

打合わせで外出する一日。

 

日光を浴びることのない日も続く私にとって、

外出先で見る街の景色はちょっとした楽しみであります。

 

活気があり、古くからあるだろう商店がのこる街。

たまたま打合わせで訪れた街が、そんな景色があるともう最高。

打合わせの内容がなんであれ楽しくなり、帰りがけの買い物を期待する。

 

_

 

とある打合わせの帰り道。

そういやあ、ここにはあんな店があったね。

なんていう風にそぞろ歩いていると、やっぱりあったあのお店。

 

澄ました気分で、一見さんではないかのような振る舞いで入店。

これこそまさに、お上りさん的心情のお手本。

 

ふむふむ、ほうほう、ええええ、ああそれね。

的な態度でショーケースを眺めていると、

目に入ったのは前出の写真のソレ。

 

なんかもう、スポンジがふわっとしていて、生クリームの上に苺が鎮座。

スポンジの中身は見えないけれど、成分表らしきものを見ると、

チーズとホイップが混ざったようなクリームが入っているらしい。

 

ふだんであれば、こうした珍奇なものは選ばない。

下手物は食べるが、ほか食べ物全般は、

「ここならこれ」と決まったものしか食べないからだ。

食は常に自分のスタンダードであるべき。

あれもこれも食べない選ばない。

けれど、打合わせ後は恥のかき捨て、と古今東西云われるように、

たまには男らしく勇気を持ってチャレンジしてみた。

 

店主にひと声かけ、

ほにゃららオムレットをひとつください。

と伝え会計をし退店。

釣りはいらないぜ、とクールには云えなかった。

 

その後は脇目もふらず帰路についた。

 

その夜。

作業も落ち着いたところで、

例のオムレットを頂こうと思っていた私は、

普段よりも真面目に実直に、

ユーチューバー(見る側の)にもならずにひと仕事終え、

ついに冷蔵庫の扉を開き、

小さな箱を取り出しそっと封をあけ、

苺がヘニャッとなっておらずホッとし、

皿に盛って食べようかしたら、

椅子がないところに腰掛けてしまい、

そのままガタンと後ろに倒れ柱に頭をぶつけた。

 

ちょっとして起き上がり、

オムレットの無事を確認してから、

ついに念願の入刀。

 

ずぶり。

いや、ぶすりかな…

ま、どっちでもいいか。

 

スポンジの切れ目からわき上がるそれは歓喜と熱狂。

じゃなくて、件のチーズホイップクリーム。

正式な名称は行方知れず。

 

ほどほどに旨かった。

 

_

 

いつも思う。

 

出かけた先で見つけた気になるお店にふらっと入り、お土産を手にいれたい。

手にいれるお土産はたったひとつでいい。

夜も静まった頃、そっと封を開けほおばりたい。

美味しさについてのああだこうだはなし。

すべてが台無しになるからね。

 

1日を思い出しつつ、

その街の景色を帯びたお土産を持ち帰りいただく。

それが私にとっての『ごちそう』のひとつ。

 

『ごちそう』とは、

記憶にのこる時間を含めてのことかもしれない。

 

みんなが思うそれぞれの『ごちそう』の姿はどんなだろうか?

そんなことを考えながら、

2017年のくらしのこと市を迎えたいと思う。

 

ここまでお付き合い頂き有り難う御座いました。

 

くらしのこと市

名倉

 

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スタッフ連載記事 : ご ち そ う (川手)

 

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「ごちそう」

 

この言葉でなにより思い浮かぶのは、人が集まる景色です。

 

友人・家族・親戚…。

テーブルに並ぶ品揃えというよりは、

いつもより人が多いという状況が、

ただそれだけでごちそうを頂いているような、

そんな気持ちになります。

 

人が集まる時。

お正月・お盆・冠婚葬祭。

それからただただなんとなく集まっちゃった時間。

 

色んな時間があるけれど、

そこには必ず食卓があり季節の食材が並びます。

 

人が集まるとき、

我が家の定番は手巻き寿司で、

あとは永遠に母が揚げ続ける天ぷら。

(首には必ずタオルを巻いて。)

夏ならゴーヤやかぼちゃやなすやピーマンが天ぷらに。

冬ならさつまいもやごぼうやレンコンが。

 

そして、そんな季節の食材と一緒に、

季節を感じるモノが思い出されます。

誰かが着ていた半そでの袖口のレースだったり、

熱燗を入れたお猪口だったり、

窓の外に広がる冬の曇天の空だったり、

扇風機が送る生温い空気だったり。

 

人が集まる時間は、

記憶と季節をいつも以上に密にするように思います。

人の熱が、そうさせるのかなと。

 

 

その時間が終わった翌日、

手巻き寿司で残った酢飯がおいなりさんになります。

副産物のようだけれど、その余韻にひたれるこれもまたごちそう。

 

 

くらしのこと市

川手幸子

 

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スタッフ連載記事 : ご ち そ う (まとめ)

 

 

2017年くらしのこと市の開催は11月25(土)26(日)。

 

 

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今年のスタッフによる連載記事のテーマは ” ご ち そ う ” となります。

それぞれが思い描く” ご ち そ う ”についてのお話。

 

 

是非ともご覧ください。

 

 

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10月下旬には参加作家による連載記事をご案内致します。

こちらも乞うご期待!!

 

 

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